ISP各社がクラウドビジネスに進出
インターネットサービスプロバイダの各社では、新たな事業展開を図る動きが見られています。その背景としては、安価で安定的な接続サービスを提供するにあたって、付加価値を提供することがISPのみでは難しくなってきたことが挙げられます。また、コンテンツプロバイダーが自社でデータセンターを構築、そして運用することでコスト削減を進めています。
ISP各社にとってはメリットがないビジネスモデルに変遷しつつあることも理由として挙げられると思います。ISP各社では自らの強みを活かして、個人向けクラウドサービスを提供すること、そして法人向けのソリューションビジネスを提供することというような、さまざまな方針を打ち出しています。こういった背景からどのような採用ニーズが出てくると予測できるでしょうか?
PHP、Perl、Javaなどの言語経験や、MySQL、PostgreSQLなどのデータベースの設計・開発経験といった、WEB系開発経験者へのニーズが高まることが当然ですが予測されます。それと別に予測されるニーズとして、SIerでの経験が挙げられると思います。ISP各社にとって、ユーザー系企業と差別化していきながら、ソリューションビジネスを強化する必要があるとされています。
外部や内部を問わないプロジェクトマネジメントを経験している者や、上流工程の開発経験者を採用することによって、クラウドビジネスでさらに収益を伸ばしていくためには必須となるでしょう。新たなビジネスモデルを形成していく動きから経験やスキルを伸ばしてみたいと考えているエンジニアにとっては、ISP各社の動きからは目が離せなくなると思います。