ソフトウェア業界
便利なパソコンもハードウェアだけではただの箱です。その箱に様々なソフトウェアを入れて初めてハードウェアはパソコンとして機能します。ここではパソコンを便利に使いこなすためのソフトウェアを扱う「ソフトウェア業界」について説明します。「ソフトウェア」は大きく分けて2種類に分類されます。Windows、LINAX、Macなどに代表されるオペレーティングシステム(OS)と呼ばれる「基本ソフトウェア」。もう1つはWordなどのワープロソフト、Excelなどの表計算ソフトに代表される「アプリケーションソフト」です。2000年のネットバブル崩壊に伴って、ソフトウェア業界はインターネット業界と共に不況のあおりを受けてきましたが、企業のIT整備が再び進められたことにより、2003年には国内におけるパソコンパッケージソフトウェア市場は回復を見せ始めました。
また、インターネットウィルスの存在が人々に認知されてきたのも市場回復の理由に挙げられます。ブロードバンドが整備され、ネットワークに常時接続する環境を持つ人口が増加しました。それに伴いウイルスや不正アクセスなどの被害もまた増加しました。その結果、ウィルス対策への関心が企業・一般消費者問わず高まり、セキュリティソフトの需要が上がったのです。今後ソフトウェア業界はさらに拡大すると予想されます。景気の回復に伴い企業のIT整備・IT投資額の増加、ブロードバンドの大容量化・低価格化によりインターネット人口の増加が期待されます。それにより様々なソフトウェアのニーズが増加すると見込まれています。