長期的なキャリアプランの立て方
次は具体的なキャリアプランの立て方をご説明します。実は、キャリアプランには「長期的キャリアプラン」と「短期的キャリアプラン」の2つがあります。将来を見通す上で、この2種類のキャリアプランを立てるのが重要になります。まずは、長期的キャリアプランの立て方から見ていきましょう。
【長期的キャリアプランの立て方】
「長期的キャリアプラン」を立てるときにまず考えて欲しいのが、「将来の自分像」です。10年後、20年後、あなたは何処でどんな生活を送っていたいかを具体的に考えることです。その時に、そんな10年も20年も先のことなんて分からないと適当に考えるのではなく、できるだけ具体的に考えてください。どんな企業でどんな仕事に携わっていたいか、結婚・子ども・家族構成は、どこに住んでいたいか、マイホームか賃貸か、マンションか一戸建てか、休日はどんな風に過ごしたいか…など、それが具体的であればあるほどキャリアプランは実現しやすくなります。
遠い将来を考える際には、自分で自分にリミットを掛けてはいけません。本当はこうなりたいけど、現実的にはこの辺が無難かな…などと自分で限界を決めてしまったら、実現できるキャリアプランはそれが上限になり、それ以下の未来しかありません。現実を見るのも大切ですが、現実ばかり見て自分の可能性を狭めるのはやめましょう。
次に、今考えた「将来の自分像」を実現するためには何をすればいいのかを考えます。必要なスキル、必要な知識、必要な経歴、必要な人脈、必要な資金…など様々でしょう。そして、それらを身につける方法を考えます。しかし、ここで注意して欲しいのは、これらは全て「将来の自分像」の実現のための「手段」にすぎないということです。「目標」と違い、「手段」は替えが聞きます。やたら時間が掛かったり、お金が掛かったり、効率的ではない方法は自分に合う方法にどんどん変更していきましょう。